現役世代よりも高齢者の保障が厚い? 40代の低所得者層が増加している

何とも苦しいニュースです。現役世代としてバリバリ世帯を引っ張っていくことを求められている世代に低収入者層が増えているとのこと。日本は一体誰のために政治をしたらよいのだろう。就職氷河期時代、当時の若者達の災難は一生ついてまわる。

低所得の割合が世帯主が40歳代の世帯では増え、高齢者世帯では減っている――。厚生労働省が2014年度まで20年間の国民生活基礎調査の家計所得を分析したところ、こんな結果が出た。調査内容は近く公表される17年版の厚生労働白書に盛り込まれる。

調査によると、世帯主が40歳代の世帯では、単独世帯やひとり親世帯の増加で総所得が300万円未満の低所得世帯の割合が増加。一方、高齢者世帯は低所得世帯の割合が減り、中所得世帯の割合が増えていた。

白書では、日本の所得の再分配機能が、「現役世代に比べ、高齢者世代に手厚い構造になっている」と分析。今後、世代や世帯ごとにきめ細かに再分配政策を考えるとともに、現役世代の所得向上支援や全世代型の社会保障への転換が必要と指摘している。(水戸部六美)

via: 低所得の割合、40歳代世帯は増加傾向 高齢者では減少 – ライブドアニュース

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低所得者層

低所得者世帯とは、総所得が300万円未満の家庭のことです。高齢者ではその割合が減り、逆に40代では微増してしまったとのこと。人生の半ばにおいても生活がギリギリのラインというのは苦しいですよね。家庭を持たない場合も多いというか、不安定さもあってそもそも結婚しづらかったのではとも想像します。

しかし改めて少子高齢化の問題を考える時には、こういう収入面のことを視野に入れなくてはならないことは間違いないなと思わされます。女性のキャリアにおける子育て負担の軽減や教育費を低額化することも重要ですがこういう層を減らすことも重要でしょう。

実際の所、40代の世代はフリーターがもてはやされた時代でもあります。自由な生き方として標榜され、非正規雇用なども増えている時期。社会全体の波の中でファーストキャリアに失敗し、その後の生活が行き詰った人も少なくないはず。

個人の問題と簡単に言えるものではなく、むしろ社会構造の被害者であるとすら考えることが出来る世代だと思います。しかし、まだ問題として顕在化していない…この30年後における社会保障費が大変なことになるのは間違いありません。彼らは支えてくれる子どももいなければ将来のための蓄えもないでしょうから。

 

高齢者の貧困

しかし、同時に高齢者の貧困もまた重たいものであることが想像できます。最近、コンビニなどで働く高齢者の方も多く見られます。年金などをせっかく払ってきたのに人生の終わり際になってからその支給時期はどんどん後ろに延び、医療保険などのお金も年々高くなっている。

確かに日本にあるお金が高齢者に偏在していることは確かですが、それは高齢者全員がお金を持っているということでは全くありません。むしろ格差の拡大を食い止めるという意味では、今回のニュースは良いニュースだと言えるでしょう。

とはいえ現役世代が苦しんでいる現状では、高齢者への配分が減って若者へという流れになることもわかりますし、それは高齢者の方々にとっては恐ろしいことでしょう。あと10年生きるか20年生きるかわからない中で、マネープランを作るのは困難ですから…。

日本の先行きは暗い

誰が悪いという話にはなりませんが、やはり日本の先行きは暗いと言わざるを得ません。子どもは年々減少し、高齢者の生活も政府が切り詰めようとしており、若者は大卒でも不正規雇用が4割。40代の現役世代も低所得者層が増えている。

いまの大卒が、第二の40代世代になることも十分すぎるほどありえる話です。それは税収が減少すること-そして社会保障や社会投資(教育)が減少することも明らかです。

色々なニュースを見ていても明るい未来がまるで描けないのは恐ろしいことです。

 

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