ぼくだけのオピニオンメディア、を越えていく

弊メディア「四角い世界を丸くする」はこれまで一人で記事執筆してきましたが、今後多様なオピニオンを持った方々に寄稿していただく企画を行なっていきます。1つの論点について多様な意見に触れられる場を目指します。よろしくお願いします。

前提

以前下の記事に書いたことをシンプルにまとめると

1.社会課題の論点本は経済やビジネスとの関係で語られがち
2.広く社会課題についての本でも1つのテーマに1オピニオンしか説明されない
3.であれば、四角丸は様々な社会課題1つ1つに多様なオピニオンを載せられないかということでした。

僕が前提としている価値観には、以下のようなものがあります。

四角丸の方向性

そして、四角い世界を丸くするというメディアを以下のように暫定的に設定しました。

メディアのゴール
対立する異なる意見に対してオープンで建設的な対話を望む人が集まる場であること

メディアの方針
加害的でないこと、唯一絶対の解を是としないこと

メディアの対象者
自分と異なる意見を持つ人との交流に意味を見出したい人たち

メディアが提供するもの
・社会課題について整理された情報
(構造、統計、論文、書籍、思想、オピニオン ほか)
・当事者の声
・課題解決策や具体的な行動、団体などの紹介

メディアが取り扱うテーマ
要検討。ジェンダー、貧困、ダイバーシティ、孤独、働き方、環境問題、大学政策など色々取り上げてきたが今のところまだ最も良いテーマや優先すべきテーマは確定していない状態。現在、どのようなテーマが良いのか模索しながら、まずはジェンダーについて広く発信している状態。

具体的な取り組み

このようなメディアを運用していく上でとても重要なことが「一人の意見を絶対視しない」ことでした。それはすなわち、ぼく自身の意見すら1つの解釈に過ぎないという立場をとることであり、それは必然他の方のオピニオンを(時に、自分が納得のいかないものや腹を立てすらするようなものも)掲載していくことでした。

そこで、四角丸では今後特集を組んでそのテーマに合った方に寄稿をお願いして多様なオピニオンを提示していこうと考えました。連載案はいくつか考えていたのですが、最初の1つは直近のSNSでの盛り上がりもあり「フェミニストとは誰か?」というものにします。

つい最近、以下のりょうたっちさんのツイートが大きな波紋を呼びました。フェミニズムの、あるいはこれまで声を上げ続けてきた被害女性たちの声を無視してきた男性が性被害の問題を「発見」して行動し、それが社会で大きく取り上げられる(記者のインタビュー、議員への提案など?)ことに、「これまでの経緯や背景を知らずに傷跡をえぐるようなことを言いながら」行動することに立腹する人たちも少なくなかったのです。

「男性だから所詮はわからない」「男性が女性の代弁者になることは許されない。応援や共感はできても、旗振りをするのは違うと思う」といった声も多く聞かれました。と同時に、フェミニストを自称するLGBTの男性からは複雑な思いが聞かれたりすることも。

また、フェミニストとしてSNS上で顕著な発信力を見せていたシュナムルさんがフェミニストを自称しなくなったのも「フェミニストとは誰か」を考えるうえで非常に興味深いポイントでしょう。

SNSだからこそ可視化される様々な声。「フェミニストとは誰か」という切り口で、このトピックを掘り下げていこうと思います。

 

これまでのジェンダー関連の連載はこちらから

連載「生きづらさとジェンダー論を考える」
vol.1フェミニズムの歴史を概観する:第一波フェミニズムとはなんだったのか
vol.2フェミニズムの歴史を概観する:第二波フェミニズムとはなんだったのか
vol.3ジェンダーを巡る:近代家族という発明品と伝統の構築
vol.4ロマンティックラブ・イデオロギーと母性神話:恋愛、結婚、子育てを巡る現代の価値観
vol.5結婚への圧力が消えた社会の未婚化→少子化とジェンダー
vol.6女性の専業主婦願望の難しさ、男性が共働きを求める理由
vol.7「LGBTは気持ち悪い」記事から見える【元】マジョリティが認めたくない現実
vol.8パートタイムと非正規雇用:女性の労働問題からすべての人の労働問題へ
vol.9海外で上映が一部禁止!? 男性の権利についての映画『The Red Pill』、日本上映の立役者にインタビュー
vol.10女性の労働、ガラスの天井と能力主義の嘘
vol.11フェミニストが男性の権利を直視するドキュメンタリー映画「The Red Pill」を見て

 

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